この日9ゴールの青森山田FW小湊絆

　6月5日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ（総体）青森予選の準々決勝が行われ、3試合連続2桁得点で勝ち上がってきた青森山田が、青森北を破って4強に進出した八戸工大一と対戦した。

　2回戦を19-0と大勝した青森山田はGK12鈴木尋（3年）、DF13中山竜之介（2年）、DF21小林康人（2年）、MF7小原由敬（3年）、MF8本田真斗（3年）、MF14小野暉（3年）、MF15寺田律稀（3年）、MF20田中栄勢（3年）、MF24櫻井廉（2年）、MF28石井新大（3年）、FW18小湊絆（2年）というスターティングメンバー。対する八戸工大一はGK中嶋嵐（3年）、DF4山村陽翔（3年）、DF5大下永遠（2年）、DF13佐藤優磨（3年）、DF17岩舘琉斗（2年）、MF6田中琉之佑（3年）、MF8元沢健琉（3年）、MF10切無沢偉月（3年）、MF11橋場康祐（2年）、FW7高鹿祥汰（2年）、FW9大館海都（3年）がスターティングメンバーに名を連ねた。

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　30℃近い暑さ厳しいコンディションや明日の決勝も見据えてか青森山田は準々決勝とメンバーを大幅に替えて試合に臨む。

　試合が始まるとやはり青森山田が押し込む場面が多く見られるものの、八戸工大一が体を張ったディフェンスで、立ち上がりは青森山田に得点を許さない。

　しかし前半9分、青森山田は左サイドからMF小原がクロスを送るとMF田中が右足を合わせて先制点を奪うと、ゴールラッシュが幕を開ける。

　前半10分にはMF櫻井のアシストから、前半30分はゴール前やや浮かせたシュートで、そしてアディショナルタイムにはゴール前の混戦から押し込む形でFW小湊が3連続ゴールを決める。

青森山田 vs 八戸工大一

　後半に入っても猛攻を仕掛ける青森山田。開始早々の後半2分にはまたしてもFW小湊がゴールを挙げると、直後に途中交代で入ったFW25秋元泰喜（3年）もゴールを決め、6-0とする。

　なんとか反撃したい八戸工大一だが、ほとんどの時間を守備に費やし、攻撃では決定的な場面を作ることができず、シュートすら打つことができない。

　その後も青森山田はFW小湊が5得点、MF本田が2得点、MF小原が1得点を奪い、14-0と4試合連続で2桁得点を奪う完勝。

　貫禄の勝利を見せた青森山田は、あす7日に大会21連覇をかけて、“打倒！青森山田”に燃える、野辺地西と対戦する。