青森山田が静岡学園に4-0完勝でインターハイ決勝進出!圧倒的な強度で静岡学園にシュートを一本も打たせず

キャプテンMF松木玖生は2ゴールで"お祭り男"っぷりを発揮

 令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)は8月21日に準決勝が行われ、日東シンコースタジアム丸岡サッカー場で行われた静岡学園(静岡)と青森山田(青森)の一戦はスコアと内容で圧倒した青森山田が4-0で静岡学園に完勝し決勝に進出した。この結果、インターハイ決勝のカードは米子北(鳥取)vs青森山田に決定。決勝戦は8月22日10時30分からテクノポート福井総合公園スタジアムで行われる。

 「気持ちいいぐらい完敗です。プレミアで首位を走っている、毎試合やっている強度が全然違うと思いました」試合後、静岡学園の川口修監督が振り返った通り、ここまでテクニックで相手を翻弄してきた静岡学園が何もできなかった。公式記録のシュート数は11-0。スコアは4-0だったがそれ以上の差が感じられた程、圧倒的な内容だった。

 青森山田は序盤からハイプレスを仕掛ける。静岡学園のビルドアップに対し2トップの献身的なチェイスでパスコースを限定し、両サイドハーフも高い位置を取り次々とボール奪取に成功する。すると14分、右サイドでボールを奪うとショートカウンターが発動。11番MF藤森颯太が縦に勝負し深くえぐってからマイナスのクロス。攻撃に移った瞬間に走り始め、ゴール前でフリーになった「そこに飛び込むのが自分。シュートをふかさなくてよかった」と10番MF松木玖生がこれに左足で合わせ冷静にゴール右に流し込んだ。

 その後も押し込み続けた青森山田は35分、MF松木からのパスで左サイドを抜け出した16番MF田澤夢積が縦に突破しクロスを送ると、9番FW名須川真光がゴール前に飛び込んでこれに左足で合わせ追加点を決めた。青森山田は相手に何もさせず2-0でリードして前半を終える。

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静岡学園 vs 青森山田

 後半に入っても青森山田の勢いは止まらず39分、17番FW渡邊星来が前線で収めたボールをMF松木に落とすと、松木が一人交わしたところで倒されFKを獲得。「あのコースは普段から練習で取り組んでいた場所で、あのコースなら決めれると蹴る前から確信していた」と松木がこのFKを自ら直接ゴール左上に沈めて3-0。終了間際の70+4分には途中出場7番MF小原由敬にもゴールが飛び出し4-0。完璧な内容で試合を進めた青森山田が静岡学園を下し決勝にコマを進めた。

 「2年前の選手権の決勝、または春先にやった練習ゲーム。『同じチームに3回負けられない』という闘志とプライドというのが選手のパフォーマンスにしっかり出ていた」試合後、黒田剛監督が振り返ったように選手たちの気迫、妥協を許さない姿勢は圧巻の一言に尽きる。

 MF松木も「シュート0を目標にしていた」と狙い通りの戦いぶりだったと明かし、「自分が喝を入れたので」と2トップに対しても妥協を許さない指示を送った。「昨日のミーティングでも相当厳しく言った」(黒田監督)準々決勝の東山戦で終盤に前からの圧が弱まったことで2失点を喫した反省もこの試合で活きた。「あそこで走ってくれたからこそ無失点があったと思うので2トップの守備を今回は褒めたいと思います」とキャプテンもFW陣の献身性に感謝した。

 決勝で2005年度大会以来2度目の優勝を目指す青森山田の相手は、2009年度大会以来の決勝進出を決めた初優勝を目指す米子北。明日、今年の目標である3冠に向けて1つ目のタイトルを取りに青森山田イレブンがテクノポート福井総合公園スタジアムに乗り込む。

(文・写真=会田健司)

▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)