最後まで貪欲にゴールを目指したものの、U-16日本代表候補は0-2でJFAアカデミー福島U-18に敗戦

U-16日本代表候補 紅白戦(写真=松尾祐希)

 静岡県内で合宿を行っているU-16日本代表候補がトレーニングマッチを行い、JFAアカデミー福島U-18に0-2で敗れた。

 5月10日から活動をスタートさせたU-16日本代表候補。3日目となる12日には藤枝明誠高、JFAアカデミー福島U-18と練習試合(45分×2本)を実施した。

 1試合目で藤枝明誠に2-2で引き分けたU-16日本代表候補はメンバーを総入れ替えし、2本目のゲームに挑んだ。

 序盤からフィジカルで勝るJFAアカデミー福島に苦戦。1試合目の藤枝明誠戦以上にボールが繋がらず、個人技に秀でた2トップの田中侍賢(清水ユース)、石井久継(湘南U-18)までパスが入らない。球際でも相手の激しいチャージに競り負け、サイドから単騎で突破される場面も少なくなかった。それでも前半はGK小林将天(FC東京U-18)らを軸に粘り強く戦う。何とか無失点で凌ぎ、スコアレスで折り返した。

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 迎えた後半もプリンスリーグ東海で無敗を続けるJFAアカデミー福島に押し込まれる。すると、50分にMF大氏凛州にゴールを許してしまう。62分にも最終ラインの背後に飛び出したFW宮永羚進にパワーで押し切られ、2点目を決められてしまった。

 ビハインドを背負ったU-16代表はここから反撃を開始。飛び級で招集されている中3のMF矢田龍之介(1FC川越水上公園)がボランチの位置から攻撃に関わり、石井やFW山口太陽(FC東京U-15むさし)がチャンスに絡んでいく。84分には矢田が左足でミドルシュートを放つ。89分にもGK西方優太郎(横浜FCユース)のロングフィードからMF安藤阿雄依(清水ユース)が左サイドを抜け出し、石井がペナルティエリア内で仕掛けた。しかし、いずれもゴールには結び付かない。

 最後まで貪欲にゴールを目指したものの、U-16日本代表候補は0-2で敗戦。今年初代表活動で行われたトレーニングマッチは1分1敗で終えた。

(文・写真=松尾祐希)