ハードワークが光った日体大柏が延長線の末に前橋育英を下し関東制覇に王手

前橋育英 vs日体大柏(写真=田畑雅宏)

 6月6日、午前中の雨が止み真夏日のような暑さの中令和3年度関東高校サッカー大会のAグループ(1位グループ)の準決勝が行われ、控え選手も含めチーム一体となったハードワークが光った日体大柏前橋育英を延長戦の末に2-1で下し関東制覇に王手をかけた。

 日体大柏は4番谷口を中心としたスリーバックDFラインを維持し両サイドのスペースをサイドハーフの酒井と児玉に消させる戦いをみせた。その結果、前橋育英はスペースが無くロングスローも含め、PA外からゴールを狙い続ける。

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 均衡が破れたのは前半27分。日体大柏はFKをDF神田が頭で見事に合わせ先制に成功する。1点を追いかける前橋育英は、後半16分に斎藤がこぼれ球を押し込み試合を振り出しに戻すとその後はスコアが動かず延長戦へ。延長に突入しお互いにロングボールが増える中、延長後半8分に日体大柏の途中出場櫻井がゴール右隅へ豪快なミドルシュートを蹴り込み熱戦に終止符を打った。一方、前橋育英は優勢に試合を進めるも再三の1対1の決定機を仕留めきれず無念の敗退となった。

(文・写真=田畑雅宏) 

▽令和3年度関東高校サッカー大会
令和3年度関東高校サッカー大会