攻守でハードワークを見せた流通経済大柏とFC東京U18の一戦はスコアレスドローに

流通経済大柏 vs FC東京U18

 7月10日、高校年代最高峰の高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2021 EAST第5節が行われ、流通経済大柏(千葉)とFC東京U-18(東京)が対戦した。

 試合前の段階で流通経済大柏は3勝3敗2分の勝点11、FC東京U18は2勝1敗3分の勝点9。優勝争いに踏みとどまることを考えると、両チームともに勝点3が欲しい一戦と言える。

 そんな一戦において、流通経済大柏はGK25谷合善紙(16)、DF2大川佳風(16)、DF4橋本清太郎(16)、DF5田口空我(17)、DF15萩原聖也(16)、DF24西岡亮哉(18)、MF8高足龍(17)、MF10松本洋汰(17)、MF11石川裕雅(17)、MF14小林恭太(17)、FW7渋谷諒太(18)をスターティングメンバーとして起用。対するFC東京U18は、GK44小林将天(15)、DF2中野創介(17)、DF3森田翔(18)、DF5大迫蒼人(18)、DF15土肥幹太(16)、MF6宮下菖悟(17)、MF8谷村峻(18)、MF14梶浦勇輝(17)、MF17加藤大地(17)、FW18野澤零温(17)、FW23生地慶多(16)を先発として送り込む。

 試合が開始されると、両チームともに落ち着いた立ち上がりを見せるものの、前半4分にFC東京U18のFW生地に交代を余儀なくされるアクシデントが発生。交代メンバーとしてFW9熊田直紀(16)が投入される。

 試合はその後、FC東京U18が流れを掴むとFW野澤や途中交代の熊田を中心に攻撃を仕掛け流通経済大柏ゴールに迫る。一方流通経済大柏は、DF大川らを軸とした守備陣が最後の局面で体を張りシュートは打たせない。

 すると前半の飲水タイムを境に流通経済大柏が主導権を奪いにかかる。前線のFW渋谷、MF小林が高い位置からプレスをかけると、MF松本らが連動しボールを奪いにかかる。さらにMF高足がサイドからの仕掛けを見せるなど、リズミカルな攻撃を見せ始める。

流通経済大柏 vs FC東京U18

 FC東京U18はFW野澤、流通経済大柏はMF小林、FW渋谷らがゴール前で好機を作り出すものの、互いにゴール奪うことはできず、前半は0-0のスコアレスで折り返す。

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 後半に入るとまずチャンスを作ったのはFC東京U18。後半5分、FW野澤がサイドから仕掛けカットインしてシュートを放つものの、ここは流通経済大柏GK谷合がパンチングでゴールを割らせない。

 その後しばらくはFC東京U18が押し込む時間帯が続くものの、流通経済大柏守備陣は粘りのディフェンスを見せ決定的な場面を作らせない。

 押し込まれた時間帯を凌いだ流通経済大柏は、MF高足が抜群のテクニックを見せボールを保持、DF西岡、MF石川、小林らとの連携で好機を演出しゴールを奪いにかかる。後半17分には左サイドを西岡が駆け上が流ものの、FC東京U18のDF陣にクリアされる。この試合、FC東京U18のDF森田は終始気迫のこもったディフェンスを見せゴール前に立ち塞がる。

 両チームとも試合終了直前までセットプレーを中心に得点を狙うものの、結局ゴールを奪うことはできず0-0のまま試合終了。互いに勝ち点1を上乗せするという結果に終わった。

▽高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2021 EAST
高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2021 EAST