帝京がFW伊藤聡太の2発で昌平を撃破!

2ゴールを決めた帝京FW伊藤聡太

  帝京が序盤に上げたゴールを守り切り、今季3勝目を手にした。

 7月11日、U-18高円宮杯プリンスリーグ関東の第9節が行われて、帝京はアウェーで昌平と対戦。開始早々の1分に左サイドでCKを獲得すると、FW伊藤聡太(2年)が直接決めて先制点を奪った。勢いに乗った帝京は15分にも伊藤が技ありのミドルシュートで追加点を決める。以降は相手に押し込まれたが、我慢強く凌いで得点を与えなかった。

 試合が動いたのは開始1分だった。左サイドを抉ると、CKを獲得。伊藤がインスイングのボールを蹴ると、ペナルティエリア内の密集地帯を掻い潜ったボールがそのままゴールに吸い込まれた。以降も主導権を握り、相手に付け入る隙を与えない。CBの荻野海生(3年)を軸に粘り強く守ると、攻撃では伊藤とFW齊藤慈斗(2年)の2トップらが手数を掛けずに仕掛けていく。すると、15分。伊藤がペナルティエリア手前でボールを持つと、一瞬の隙を見逃さない。相手の意表を突いたトーキックでネットを揺らし、リードをさらに広げた。

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昌平 vs 帝京

 2-0で折り返した後半。序盤は縦に長いボールを入れながら攻撃を仕掛けていたが、時間の経過とともに守備に回る時間が増えた。後半から投入されたMF平原隆暉(3年)にトップ下の位置でボールを持たれると、左サイドハーフの篠田翼(2年)や左SBの篠田大輝(3年)に局面を打開される場面が散見。また、相手がSBの背後にボールを蹴ってきた点も押し込まれる要因となり、前半とは異なり中盤より先にボールを入れられるシーンが目立った。

 それでも荻野やGK岸本悠将(3年)を軸に身体を張った守備を見せ、相手に得点を許さない。85分には平原の左CKからピンチを迎え、最後は篠田大に右足でシュートを放たれたが、最後まで身体を寄せてことなきを得た。

 このまま逃げ切った帝京が2-0で勝利。試合後、日比威監督は「試験勉強もあり、コンディションが難しい中でよくやってくれました。最後まで走ってくれましたね」と選手たちに一定の評価を与えた。選手にとっても、昨冬の高校サッカー選手権でベスト8に入った昌平から勝利を挙げた点は自信になる。10大会ぶりに挑む夏のインターハイ。攻撃の形などで課題もあるが、「彼らはどんな相手とやっても淡々とプレーができる。相手の実力関係なくやり切れる」(日比監督)。指揮官が期待を寄せる今年のチームが、開幕までにどこまで成長ができるか注目だ。

(文・写真=松尾祐希)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2021 関東
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