決勝ゴールを決めた川崎フロンターレU-18 MF7 入江流星(写真＝矢島公彦)

　プリンスリーグ関東は第2節を迎え開幕戦を4-0で東京ヴェルディユースに快勝した帝京が同じく開幕戦を3-2で桐生第一との接戦を制した川崎フロンターレU-18が共に開幕2連勝をかけて対戦した。試合は後半29分に川崎フロンターレU-18MF7入江流星が決勝点を決め、川崎フロンターレU-18が1-0で勝利し開幕2連勝を飾った。

▽帝京高校スターティングメンバー
GK1 岸本悠将
DF4 島貫琢土
DF5 藤本優翔
DF12 小林佳太
DF16 萩野海生
MF6 狩野隆有
MF7 福地亮介
MF8 押川優希
MF29 前野翔平
FW11 山下凛
FW13 齊藤慈斗

▽川崎フロンターレU-18スターティングメンバー
GK1 青山海
DF2 高畠捷
DF15 高井幸大
DF20 松長根悠仁
MF5 田鎖勇作
MF6 田中慶汰
MF7 入江流星
MF8 秋葉拡人
MF8 山口輝星
FW9 田中幹大
FW10 五十嵐太陽

帝京 vs川崎フロンターレU-18 (写真＝矢島公彦)

　試合は序盤から帝京が攻め、川崎フロンターレU-18が守る構図となった。前半8分に帝京MF29前野翔平がペナルティーエリア内で倒されるもノーファールの判定。帝京はサイドからの攻撃を積極的に展開。前半17分には帝京が右サイドからのクロスに合わせるも川崎フロンターレU-18がゴールライン寸前でクリアする。その後も帝京はサイドからの正確なクロスを送るも先制点を奪えない。一方川崎フロンターレU-18の前半シュートはコーナーキックからのヘディングシュートと僅か1本のみ。前半は帝京が圧倒的に攻めるも川崎フロンターレU-18の固い守りに得点を奪えず0-0で前半終了。

　後半も帝京の攻撃が続き後半6分には帝京がペナルティーエリア左斜め僅か外のフリーキックチャンスを作るも川崎フロンターレU-18にクリアされる。川崎フロンターレU-18はFW9田中幹大、FW10五十嵐太陽にボールを送るも帝京ディフェンス陣が守りシュートを打たせない。後半20分過ぎからは一進一退の攻防となり徐々に川崎フロンターレU-18の攻撃チャンスが増えると後半29分にカウンター攻撃からFW9田中幹大が中央を突破し浮き球のパスを送ると左のMF7入江流星が放ったダイレクトシュートがゴール右隅に突き刺さり劣勢だった川崎フロンターレU-18が先制点を奪う。後半32分に帝京は一気に4人選手交代し、反撃体制とするも川崎フロンターレU-18の固いディフェンスを最後まで崩せず、1-0で川崎フロンターレU-18が勝利し開幕2連勝を飾った。終始優勢だった帝京だったが決定力の僅かな差が勝敗を分ける事となった。

　開幕2連勝した川崎フロンターレU-18は次節ホームで東京ヴェルディユースと開幕3連勝をかけて対戦する。

(文・写真＝矢島公彦)