春日丘 vs 大阪商大高

　5月23日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ（総体）大阪予選の4回戦が行われ、大阪商大高が春日丘に1-0で勝利した。

　前半立ち上がりはサイドの背後へシンプルにロングボールを送り合った両チーム。お互いにDFラインの集中力が高く前半20分までペナルティエリアの侵入はほとんど見られなかった。大阪商大高は1トップの9番FW宮武透磨が両サイドに顔を出し、攻撃を展開。すると27分、右サイドを3人の関係で突破し、抜け出した宮武。ペナルティエリアまで侵入するとマイナス気味のクロスをあげ、7番MF木村蓮太が右足ボレーでゴール。

　先制点で勢いのついた大阪商大高は全体をコンパクトにし、人数をかけてボールを拾う。10番MF谷川大地がボールを触る機会が増え、少しずつ前に押し上げていく。春日丘はあまりチャンスを作れないまま前半は1-0で折り返す。

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　後半、春日丘は能力の高い14番MF井上太陽を中心に攻撃を展開。右サイドでの井上の縦突破で春日丘が陣地回復する場面が多く見られた。44分、春日丘55番MF古藤諒大がこぼれ球からシュートを放つも、枠外。

　その後もサイド突破を測る春日丘だったが、大阪商大高が全員のハードワーク、そしてDF陣の集中力の高さでほとんどチャンスを作らせなかった。試合はそのまま終了し、1点を守りきった大阪商大高が勝利した。

　勝利した大阪商大高は5回戦で堺東と対戦する。

（文・写真＝髙森詠人）