11月8日、東京都二次予選Aブロック準決勝【堀越東農大一】の一戦が西が丘で行われた。肌寒い天候の中、この日第二試合として13:00時にキックオフ。

 緊張漂う立ち上がりはノーリスクな展開になると思われたが、しっかりとパスを繋ぎチャンスをうかがう好ゲーム。
 堀越はFW19番の巧みなポストプレーとキャプテンFW6番のアイディア溢れるプレーで攻撃を牽引。対する東農大一はエースの7番を中心にドリブラーの14番、テクニシャンの20番が攻撃のタクトを振るう。

 先に仕掛けたのは堀越。1分にファーストシュートを放つと徐々に流れを引き寄せる。
 7分に裏のスペースに飛び出した6番がPA内に進入し強烈なシュートを放つ。ゴール左隅に飛んだボールをGKが何とかはじき出すも逆サイドで詰めていたMF8番がいち早く反応し開始早々先制点奪う。

 流れは堀越に傾くかと思われたが、東農大一も慌てず得意の長短を織り交ぜたパスサッカーで流れを渡さない。12分に左サイドを抜け出したSB5番がクロスを上げると待っていた20番が難しいボールをボレーで合わせるがGKのファインセーブで防がれる。

 早く追いつきたい東農大一に対し堀越は19分に17番が巧みなドリブルでPA内に進入しゴールを狙うがGKがはじき出す。これで得た左CKを17番がDFと競り合いながらもゴールに流し込み追加点を奪う。東農大一には苦しい展開になってしまう。

 堀越の球際の強さとセカンドボールに対する反応速さになかなか思うようなプレーをさせてもらえない。それでも39分にDFラインからのロングボールを14番が競り勝ち5番に繋ぐ。5番がクロスを上げると待っていたのはこの日前線で体を張り続け巧みなボールキープを見せていた7番。強引にシュートを放つとDFに当たってコースが変わりそのままゴールに吸い込まれる。前半終了間際の得点は後半に向けて大きな1点となるか。

 前半は堀越リードで折り返す。

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