大宮南vs浦和西

 迎えた後半は徐々に本来の姿を取り戻し、テンポの良いパスワークで崩す場面が増加。右サイドハーフの竹下颯真(3年)が得意の左足からチャンスを作るシーンもあり、徐々に相手ゴールへと迫っていった。すると、後半23分にスコアが動く。FKから好機を得ると、竹下の折り返しから吉田がゴール。苦戦を強いられたが、待望の先制点がようやく生まれた。

 

 1点を奪ったことで肩の力が抜けた浦和西。以降は自分たちの良さを出して攻め込んでいく。追加点こそ奪えなかったが、最後までリードを守り切り、3回戦進出を決めた。

 次の相手は西武台。昨年も3回戦で対戦し、0−3の完敗を喫した。「雪辱を晴らす」とは市原監督の言葉。47年ぶりの選手権出場を掴むべく、次週は宿敵との大一番に挑む。

▽第99回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第99回全国高校サッカー選手権埼玉予選