立ち上がりから勢いで勝る都立高島が先制パンチ。前半5分都立高島、左サイドを深く抉って突破したFW11天野優太がペナルティエリア内で倒されPKを獲得。同6分にキャプテンDF16矢島陸が決めて1-0、都立高島が幸先の良いスタートを切る。その後も制空権を握った都立高島が優位に試合を進める展開。
　早稲田は中盤からボールを散らしチャンスを伺う。すると同17分、早稲田はペナルティキックを獲得すると、これをFW18松田淳之介が決めて1-1の同点とする。
　思わぬ失点にも臆することなく攻め続ける都立高島は同24分、コーナーからDF16矢島陸のヘディングがポスト、同27分にMF18伊藤大地がこぼれ球をハーフボレーで放ったシュートがクロスバーを叩くなど早稲田ゴールに襲い掛かる。仕留めたのは同ロスタイムだった。コーナーキックからの波状攻撃を最後はFW11天野優太が前に出たGKの頭上を抜くループシュートを決め、2-1と再びリードし前半を終了。2-1都立高島リードで試合は後半戦へ。

　後半、都立高島がギアを上げると怒涛のゴールラッシュ。後半7分、都立高島はフリーキックを一度はGKに弾かれるもセカンドボールを拾ったMF10小松﨑陸が頭で押し込み、リードを2点差に。更には同9分、都立高島は左で繋いだボールをMF6平野創士がミドルで左下に決め、早稲田を突き放す。同13分にも都立高島は、右の崩しから最後はMF10小松﨑陸が決めて、5-1と試合を決定付ける追加点。
　終盤にも都立高島は攻撃の手を緩めない。同25分、左のクロスをGK前ヘディングで合わせたFW11天野優太が追加点を挙げると、さらに同26分都にはMF8小林迅が中央をワンツーで崩すと豪快に蹴り込み7点目。同ロスタイム、都立高島は代わって入ったばかりのMF20田中舜祐が右で待ち構えるとしっかり決めて、8-1。

　このまま試合は終了し、攻撃陣が爆発した都立高島が勝利し2次予選進出を決めた。

(文・写真＝編集部)