都立小松川、2点ビハインド跳ね除け都立江戸川にPK勝利

勝利を喜ぶ都立小松川イレブン

 9月12日、 第99回全国高校サッカー選手権大会の東京都予選1回戦、都立小松川都立江戸川が行われ、2点差を追いついた都立小松川がPK戦の末に勝利し2回戦進出を決めた。

 前半開始から打ち合いの展開。前半14分、都立小松川19番松崎蒼竜が裏への抜け出しからチャンスを迎えるが、これはGK三浦朋也がセーブ。すると直後の15分、都立江戸川は10番吉原弾太郎が中盤でこぼれたボールを強烈なシュートを放つと、これがゴールネットに突き刺さり先制に成功する。更に前半16分には都立江戸川2番吉野航平が右サイドで裏を取り、左足でファーサイドに流し込み2点目。2分間で2点を奪った都立江戸川が試合の主導権を握る。

 都立小松川は11番平井潤のポストプレー、9番石原雅己、7番小尾亮輔が精力的にバイタルを出入りし、快速19番松崎蒼竜は右サイドを躍動する。中盤からは15番吉田拓実が攻撃のスイッチを入れる。ショートパスを繋ぎながらも、逆サイドのスペースをあざとく狙う。対する都立江戸川は勝負強さを発揮するキャプテン10番吉原弾太郎を筆頭に、前線をかけまわる9番水落雄唯、右サイドでスピードを7番宮路大世が活かし攻撃を組み立てる。

 2点のビハインドを背負った都立小松川は前半29分、9番石原雅己が左サイドでボールを得て、これを左足で巻いてシュートを放つと、切れ味抜群のシュートがゴール左上に突き刺さる。都立小松川は前半のうちに1点を返し後半に臨む。

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▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
第99回全国高校サッカー選手権東京予選