前半に挙げたゴールを守り切った大分が全国に王手!大分西は1点に泣く

大分イレブン

 昨年度の代表校が3年連続の選手権出場に王手を掛けた。

 11月7日、高校サッカー選手権の大分県予選・準決勝が大分スポーツ公園サッカー場で行われ、第1試合では大分大分西と対戦。最終盤は相手の猛攻に手を焼いたが、前半に挙げたゴールを守り切って勝利を手にした。

 大分は攻守一体となった戦いで主導権を握る。4−2−3−1のシステムを基本としつつ、守備時はトップ下の田中脩人(2年)を最前線に配置して2トップの陣形で敵を牽制。相手のビルドアップを封じると、中盤でボールを奪って素早く攻撃に移る。J3福島入団内定のFW堤聖司(3年)を起点にカウンターを仕掛け、何度も相手ゴールに迫った。前半20分には田中の右CKからチャンスを得ると、こぼれ球を竹谷悠(3年)が押し込んだ。

 リードを奪った後も統率の取れた守備と手数をかけない攻撃で相手を圧倒。危険な場面もほとんど作らせず、優勢に進めて前半を終えた。

【次のページ】 しかし、後半に入ると、様相が一変する。

▽第99回全国高校サッカー選手権大分予選
第99回全国高校サッカー選手権大分予選