帝京長岡が2試合連続の逆転劇!神戸弘陵を下し8強進出

帝京長岡イレブン

 1月3日、第99回全国高校サッカー選手権大会3回戦がフクダ電子アリーナで行われ、神戸弘陵(兵庫)と帝京長岡(新潟)が対戦し、帝京長岡が2試合連続の逆転劇をみせ3-1で勝利した。昨日の履正社(大阪)に続き関西勢を連破した帝京長岡は1月5日、フクダ電子アリーナで行われる準々決勝で市立船橋(千葉)と対戦する。

 一年前の1月3日、等々力陸上競技場で行われた3回戦で対戦した両チームが、一年後の同じ日に、今度はフクダ電子アリーナに場所を移しての再戦となった。昨年は帝京長岡が5-0と大勝。昨年の試合に出場した選手も多く残っている神戸弘陵としては是が非でもリベンジしたいところ。その神戸弘陵は8分、高い位置でボールを奪うと、11番FW葛岡孝大からパスを受けた10番FW徳弘匠が縦にドリブルで仕掛けて左足を振りぬきゴール。神戸弘陵が幸先よく先制する。しかし帝京長岡もすぐさま反撃。14分、右サイドからロングスローを入れると怒涛の連続シュートを浴びせ、最後は相手のクリアが小さくなったところをFW葛岡が右足で豪快にゴールに蹴り込み同点に追い付く。しかし「昨日の疲れがあって相手を上回るハードワークが出来なかった」(帝京長岡キャプテン14番MF川上航立)中0日の過酷な日程の影響から運動量が上がらず、流れを完全に掴むことが出来ない。すると37分、神戸弘陵はカウンターから11番FW牧野隼輝が抜け出しGKと一対一のチャンスを迎えるが、シュートを枠の上に外してしまう。

 ピンチを凌いだ帝京長岡は後半に入り54分、見事なパスワークから最後は「いい形で崩してもらったので、あそこが空くと思っていた」PA内でフリーになった8番MF上野一心が冷静にゴールを決めて逆転。更に56分、右CKから「スペースが空いていたので入ってみた。(2年連続で神戸弘陵戦のゴール)もってますね」14番MF川上航立がヘディングシュートを決めて突き放す。この連続失点で2点ビハインドとなった神戸弘陵もここから気持ちのこもったプレーでゴールを目指すが、帝京長岡の体を張った守備を前にゴールを奪うことが出来ず、このまま試合は終了し、3-1で帝京長岡が勝利した。

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▽第99回全国高校サッカー選手権
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