試合風景

 2015年10月18日、西が丘を懸けた第94回全国高校サッカー選手権東京都2次予選Aブロック準々決勝「関東一vs堀越」が都立大泉グランドにて開催された。

 この注目の一戦で先に試合の主導権を握ったのは、全国総体ベスト4の関東一。前半15分、コーナーキックから、相手の虚をつくようなグラウンダーのボールをFW鈴木隼平(3年)が右足で合わせ、鮮やかな先制点を挙げる。

 対するは前回大会準優勝校の堀越。去年、全国まであと一歩のところで手が届かず、今大会にかける意気込みは非常に強い。

 試合は対人戦、そしてセカンドボールへの出足に勝る関東一が、やや一方的に攻め立てる展開となるが堀越守備陣も必死に耐え抜き、1-0と関東一がリードして前半を終える。

 前半、終始劣勢だった堀越だが、後半8分、左サイドでボールをキープした堀越のMF齊藤一輝(2年)が相手を1人かわして右足を振りぬくと、ボールは吸い込まれるようにゴールネットに吸い込まれ、これで1-1。試合を振り出しに戻す。勢いに乗った堀越はその後も、得意の力強く速いカウンターで多くチャンスを作るも、関東一も譲らず1-1のまま後半が終了。10分ハーフの延長戦へと勝負の行方は委ねられる。

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