履正社、関大北陽とのシーソーゲームを制す 2年生のFW井谷が2発

 10月27日、第98回全国高校サッカー選手権大阪予選2次予選6回戦がJ-GREEN堺で行われ、逆転から再逆転とシーソーゲームとなった一戦は、履正社関大北陽を下し準々決勝に進出した。

序盤から試合は動く。3分、9番FW藤原聖大が幸先よくゴールを奪い履正社が先制する。対する関大北陽もコーナーキックから3番DF鈴木樹が決め同点に追いつく。1-1で前半を折り返すと、履正社は後半開始からいつも通り2年生の17番FW井谷洸一郎を投入。履正社ペースで試合が進むが、逆に関大北陽が逆転に成功する。46分、関大北陽はまたもコーナーキックから今度は11番辻西悠真がゴール。逆転された履正社だったがここから井谷が魅せる。50分に振り出しとなる同点ゴールを決めると、自慢のテクニックを駆使しその後も前線で躍動する。そして迎えた69分、井谷が左サイドからドリブルでペナルティエリアに侵入したところを倒されてPKを獲得。これを井谷が自ら落ち着いて決めてスコアを3-2とし、そのまま履正社が逃げ切り勝利した。

(文・写真=会田健司)

▽第98回全国高校サッカー選手権大阪予選
第98回全国高校サッカー選手権大阪予選