インハイ出場の関大一が大阪朝鮮高級学校に貫録勝ち

 10月20日、第98回全国高校サッカー選手権大阪予選2次予選5回戦がJ-GREEN堺で行われ、関大一大阪朝鮮高級学校を下しベスト16に進出した。

シードの為今大会これが初戦でインターハイ2019出場チームの関大一と、抜群の破壊力でここまですべての試合を大差で勝ち上がってきた大阪朝鮮高級学校の一戦。序盤こそ大阪朝鮮高級学校が互角の戦いをみせるも、やはり関大一はこれまでの相手とはプレイスピードが全く違い、大阪朝鮮高級学校が次第に押し込まれていく。関大一は10番MF堤奏一郎が左サイドで起点をつくりペースを握る。すると22分、ゴール前の混戦から11番MF松村幸哉が左サイドからシュートを押し込み関大一が先制する。32分、関大一は左サイドからのクロスにファーサイドで折り返し6番MF松丸宏熙が中で詰めて2-0。反撃に出たい大阪朝鮮高級学校も24番FW鄭健司と9番FW番姜治勲が前線で起点を作りペースを握る。37分左サイドを9番FW番姜治勲が突破しクロスを送り、17番FW韓俊樹が左足ボレーで合わせるもこれはキーパー正面。前半終了間際の39分にはゴール正面15mの絶好の位置でフリーキックを得るも10番MF朴勇志の右足のキックは壁に防がれてしまい得点に結びつけられず。関大一が2点リードで前半を折り返す。

後半は関大一の一方的な展開。42分、59分に9番FW百田真澄が連続ゴールで試合を決めると、更に63分には7番MF丹羽健佑がゴールネットを揺らし5-0。試合終了間際の78分には途中出場の16番MF山本拳士にもゴールが生まれ6-0。このまま試合は関大一の圧勝で終了した。大阪朝鮮高級学校は前半のチャンスを活かせなかったことで、後半に大きな付けを払わされる格好となった。勝利した関大一は6回戦で清明学院と対戦する。

(文・写真=会田健司)