全国サッカー選手権東京予選の第3回戦「海城vs都立江北」が駒沢第二競技場にて行われた。

　攻守の切り替えが早い海城が魅せたのは11分。左サイドのDF2番がフェイントを突いて、FW11番強く蹴ったボールはGK僅かに防ぎ切れず、ゴールネットを揺らし、先制を決めた。

　先制点を許した、都立江北もサイドを使って攻め込む。相手自陣でパスを回す中、FW5番がボールを持ち、隙をついたミドルシュートは弧を描いてゴールに吸い込まれ、試合を振り出しに戻す。　

　後半はボールを持った海城が勢いをみせる。5分にCKを獲得し、MF10番がふわりとボールを浮かせゴール前へ、合わせたFW8番が押し込み勝ち越しに成功する。攻撃の手を緩めない海城は、21分にはFW11が決め、点差を広げる。 　一方、2点のビハインドとなった都立江北は37分にCKを獲得。キッカーMF13番は、ボールをゴール前のFW10番に合わせるもGK正面。都立江北の反撃及ばず、ホイッスルと共に歓喜の声を上げた海城がブロック決勝へ進出を決めた。

（文・写真　新井　恵）

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