阪南大高、2試合連続のウノゼロで3回戦へ

 令和元年度高校サッカーインターハイ(総体)の2回戦が行われ、秋田商(秋田)と阪南大高(大阪)が対戦。後半先制した阪南大高が1-0で勝利し3回戦へ進んだ。

 シードの為これが初戦となる秋田商と前日1-0で広島皆実(広島)を下した阪南大高の一戦。序盤はフレッシュな秋田商が押し気味に試合を進める。6分には秋田商11番加藤幹基が抜け出すもシュートは枠の外へ。1回戦同様早くも16分に阪南大高が選手交代で14番清水健生に代えて10番窪田伊吹を投入すると、監督から「窪田を使え」と指示の声がピッチに響いた通り阪南大高が10番窪田が入った左サイドにボールを集め押し返す。しかし秋田商も粘りのディフェンスで対抗し両チーム決定機を迎えることなく前半は0-0で終了。

 後半も両チーム中々シュートまで行けない展開が続くと、阪南大は15番田井光に代えて5番田中大智を投入し2トップから1トップにシステムを変更する。すると53分阪南大の9番篠畑純也がディフェンスの裏に抜け出しループシュートを放つ。しかしキーパーの頭上を越えたボールはゴールに吸い込まれると思われたが惜しくも外れてしまう。それでも押し気味に試合を進める阪南大高は62分に遂に均衡を破る。ペナルティーエリア内で13番中村陽紀がボールを持つとフェイントを入れながらボールをキープしてからカットインし右足を振り抜くと、シュートはゴールキーパーのニアサイドを抜きゴールイン。追いつきたい秋田商だったが阪南大はコーナーにボールを集め時間を使う。そしてそのまま試合終了。1点を守りきった阪南大が勝利した。37分に負傷して交代となった9番篠畑純也の状態が不安材料となるが、阪南大は2試合連続のウノゼロで3回戦に進んだ。 

(文・写真=会田健司)

 
▽令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)