延長前半3分、均衡を破ったのは國學院久我山関東一のコーナーキックを弾き返すとFW9番山本航生から前線FW10番戸坂隼人へ送り追い越して来たFW7番山下貴之へスルーパス、中央を駆け上がったFW9番山本航生へ送ると中央右へ流れながら左に放たれたシュートは関東一GK1番出口貴也の右手をかすめてゴール左隅へ転がりゴール、國學院久我山が2-1と逆転に成功する。諦めない関東一は同6分、フリーキックをDF3番高村昴暉が頭で合わせるもボールは惜しくもゴール左へそれる。その後も攻勢に出たい関東一だったが國學院久我山のボール回しに翻弄され良い形でボールを奪えない時間が続く。試合はそのまま終了のホイッスル、國學院久我山が関東大会出場一番乗りを決めた。なお、決勝戦は5月6日に行われ、國學院久我山は都立東久留米総合と東京第1代表の座を賭けて対戦する。

(文・甲斐雅人 写真・石津大輝)