国士舘は4番大森、2番漆崎、3番小山、5番波田等、強靭なフィジカルを誇るDFラインに備え、GK立木は常に的確な指示を出し、守備に鍵をかける。攻撃は7番坂本が右サイドで豊富な運動量を活かし攻撃参加し、11番柿崎はエアーバトラーとして前線で身体を張り、10番は高い技術とフィジカルに加えてロングスローとマルチにアクセントを加えていた。堅守速攻で堅実なサッカーで待ち受ける。一方、都立東久留米総合は、7番柳田の技術とアジリティと8番山中の運動量とガッツが中盤を支え、12番松山スピードを活かしたドリブルがサイドで際立つ。都立東久留米総合は得意の陸戦に持ち込みたいが、繋げない時は、12番松山のサイドのスペースを活用し、攻撃を押し上げていた。8番山中、7番坂本、11番佐藤、12番松山の距離が短い時は細かいパスワークにより相手を翻弄する。

 前半5分、都立東久留米総合8番山中がドリブルで仕掛けファールを得る。フリーキックはゴールにならずも、幸先の良い流れを手にする。 しかし、その後は真っ向勝負を制した国士舘が押し込む時間が続いた。そんな流れを断ち切りたい東久留米総合、前半34分に12番松山が右サイドから突破し、クロスを上げる。8番山中がこれを中央で押し込みゴールを決める。1-0とリードを奪う。なんとしても前半に追いつきたい国士舘は、そのすぐ後、9番中島がゴール前でチャンスを迎えるも、これはオフサイドの判定。また、7番坂本、11番柿崎と繋ぎ、右サイドから突破を測るなど、怒涛の勢いで攻める。しかし、前半はこのまま終了となる。

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