経験値のある選手たちとともにチャレンジのシーズンに 翠川監督「今年は勝負の年」

 和光国際は前半7分、相手守備の処理ミスを奪い取ったFW山中優河がループシュートで右のサイドネットに突き刺して先制。25分には左サイドを抜け出したMF石川裕達のマイナスのクロスをエリア内のギャップで受けた山中が、1トラップから冷静に流し込んで加点した。31分にはコーナーキックのこぼれ球に反応したFW丸山畝史が頭で押し込んで3ー0で折り返した。

一方の狭山清陵もハーフタイム明けに仕掛ける。ロングボールからFW山本翔輝を走らせるなどして相手陣地でのプレー時間を増やしていくと後半7分、MF橋本翔のクロスから1年生FW井上翔が狙うが、ここは和光国際の1年生GK佐藤一真が立ちふさがってゴールは許さない。

すると和光国際は後半12分、「普段はプレーで引っ張るというよりもムードで引っ張るタイプ」という後半出場のDF韮澤詠史が、ゴール前のフリーキックを直接突き刺して4ー0とした。

その後もメンバーを入れ替えながら前線の活性化を図っていった和光国際は後半35分、コーナーキックのこぼれ球に相手ディフェンスとの駆け引きを制したこちらも途中出場のMF山本篤が詰めて5点目。39分には韮沢のクロスから丸山が、アディショナルタイムには山中のクロスに山本が、それぞれこの日自身2点目となるゴールを決めて7ー0でショーを締めくくった。

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