迎えた後半3分にはMF若谷拓海のクロスをMF齋藤紀樹が頭で決めて加点すると、ここから一気に西武台のゴールショーとなった。6分、浦上のクロスからこの日スタメン出場した深代がクリロナばりのオーバーヘッドを決めて会場を沸かせると、16分には深代のスルーパスに2試合連続ゴールを狙っていたという大塚が抜け出して豪快に右足でゲットして4ー0とする。

後半26分には一瞬のスピードで相手を置き去りにした関口がカットインからニアサイドに突き刺してショーを締めた。先発5人にゴールが生まれた西武台が5ー0の大勝で16強を決めた。

序盤は繋ぐことが目的になっていた部分もあり、指揮官からは「壁パスからドリブルで!」と具体的な檄が飛んだ。「自分たちのストロングポイントで勝負して初めて次の手が打てる。そこを出していかない限り相手も怖くないだろうし、そこは明確に伝えました」と守屋監督。

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