すると西武台がついに試合を動かす。後半23分、関口の突破からエリア左手前でフリーキックを獲得すると、キッカーの若谷はショートパスを選択。中央で受けたDF小室佳祐がちょこんと浮かせたボールを後半途中出場の深代がヘディングで逆サイドに流し込んで均衡を破った。

 国際学院は中盤起用だった10番の塚目憂をトップに移すも守備で走った疲労は重く。逆に西武台は後半39分にMF齋藤紀樹のアシストから大塚がスルスルとドリブルでディフェンスラインを割って豪快に右足で突き刺して駄目押し。2ー0で勝利した西武台が2回戦に駒を進めた。

 「今日はディフェンスが頑張ってくれた。浮き玉もヘディングで弾き返してくれて、セカンドボールもよく拾って展開もしてくれた」と守屋保監督が語ったのがセンターバックの飯塚瑛二。この日はシンプルに縦に入れてくる相手に対し、終始武器のヘディングで競り勝ち続けた。

 今夏チームは大学との練習試合でも高評価を得ていたDFイディアゲリ康介が怪我で離脱。主力センターバックの離脱は大きな懸念点となっていたが、1回戦は右側のハイボールには大塚が、左側のそれには飯塚がその不在を感じさせないようなプレーでチームの勝利に貢献した。

【次のページ】 もともとイディアゲリとは一緒に帰る仲