後半、立ち上がり都立東大和南の7番高橋直哉の惜しいミドルでゲームに入った都立東大和南は引いて守った前半とはうってかわり、得意の自分たちでボールを保持する展開に持ち込む。ポゼッションVSポゼッションの激しい攻防が繰り広げられる中、22分、東海大高輪台がFKから23番寺沼星文がフリーでのビックチャンスを逃すと28分に都立東大和南。カウンターで10番に世継昭斗にボールが収まると途中出場のスピードスター11番横川巽がダイアゴナルランでボールを呼び込む。迫りくるDFより速く振り抜いたシュートはゴール左へ吸い込まれ値千金の決勝弾となる。残り時間、この1点を守りきった都立東大和南が次のステージへ登った。

 

(文・佐々木竜太 写真・甲斐雅人)