第92回全国高校サッカー選手権大会準々決勝。駒沢陸上競技場でもベスト4入り、そして国立の舞台を目指しての戦いが行われた。
 第1試合に登場したのは北陸の雄、星稜(石川)と東京勢として15大会ぶりの国立進出を狙う修徳(東京A)。

 序盤、個人技中心で華やかに攻撃を組み立てる星稜だったが、堅く守る修徳に対し、なかなかシュートまでたどり着くことができない。
 対する修徳はシンプルで泥臭くありながらも着実なプレーを積み重ね、ペースを作っていく。

 そうして試合のペースをつかんでいるかのように見えた修徳だったが、80分間でゴールを奪うことはできず、勝負の行方はPK戦に委ねられることとなった。
 そのPK戦では、星稜のGK近藤大河が修徳の1人目から3本連続セーブという神がかり的な活躍を見せる。一方攻撃陣も3人がキッチリと決め、3対0。星稜は、3回戦の玉野光南戦に引き続き2試合連続のPK勝ち。押されているように見えたが、勝負所は外さなかった星稜が国立進出を決めた。