11月23日、東京都1部リーグカップ決勝としてHBO東京対LB-BRBの試合が清瀬下宿第三グラウンドにて15:00から行われた。

 HBO東京はGK中村恵太、DFラインは左から富田太樹、柳舘知、米窪達也、丸夏生、ダブルボランチに佐藤宏、向井浩二郎、二列目は左から細矢啓介、真ん中に山崎直之、右に高野真凛、ワントップに石野秀多を配置して4-2-3-1でのスタートとなった。

 立ち上がりはLB-BRBのペースで試合が展開。躍動感のある動きで前線を盛り立てる強烈なスリートップを筆頭に、非常に勢いのある攻撃を見せていた。特に相手のFW16番は前線でポストと裏への抜け出し両方で駆け引きすることで、ボールを納めることに成功。また、FW33番、36番はライン間の空いたスペースをうまく使うことでFW16番との連携を深めていた。一方のHBO東京もワントップ石野の前線での駆け引きと、一つ低い位置で山崎がボールを受けることでゴールに迫った。

 HBO東京最初の攻撃は前半4分、中盤でボールを得た細矢から石野が裏に抜け出しシュートを放つも枠の外にそれる。チャンスを活かしきれないHBO東京に対してLB-BRBは前半9分、FW16番が裏へ抜け出しGKと一対一を迎える。一度はキーパーにクリアされるも、中盤でボールを拾ったMF7番が冷静にゴールを決め、LB-BRBが1点のリードを奪った。

 1点を返したいHBO東京は前半12分、中盤でボールを得た佐藤宏が鮮やかなサイドチェンジ。これに抜け出した39番丸が絶妙なクロスを上げるもこれはオフサイドとなってしまう。さらに前半29分GK中村からのロングフィードを受けた石野が二人を背負っての華麗なターンから抜け出し、シュートまで行くもこれもゴールの枠を捉えきれず。

 対するLB-BRBは前半34分、裏の狭いスペースへの絶妙なスルーパスを受けたFW36番がGKとの一対一を冷静に決めリードは2点に拡大。前半の内に1点でも返したいHBO東京であったが、ここで前半終了ホイッスル。シュートの数でも勝るLB-BRBが前半を圧倒的に支配する形になった。

 後半開始のホイッスル。HBO東京にとっては、前半の悪い流れを断ち切ることが出来るかどうかが鍵となる。

 後半開始と共にゴールに迫るHBO東京。後半2分には佐藤宏のボールをDFを背負いながら佐々木竜太がターンしてシュート。さらに後半6分には右サイドでボールを受けた佐々木が強烈なシュートを放つが、これは惜しくもポストを叩きゴールならず。それでも、後半からピッチに投入された佐々木竜太が攻撃を牽引することでチーム全体に勢いがもたらされた。

 すると迎えた後半7分、HBO東京は左サイドでボールを得た富田のクロスにファーサイドから細谷がヘディングシュート。これがゴールに吸い込まれ2対1と1点差に迫る。さらに勢いに乗るHBO東京は後半22分、中盤でボールを受けた米窪から向にパスが通りこれをゴール前に入れる。ゴール前で待ち構える石野が冷静にトラップをし、振り向きざまのシュート。これが見事に枠を捉え、HBO東京がついには2対2の同点に追いついた。

 勢いそのままに逆転したいHBO東京は後半45分、細矢のパスから石野が絶好なチャンスを迎えシュートを放つもGKのファインセーブに合う。さらにこぼれ球に詰めるも決めきることが出来ない。

 ここで後半終了。後半はHBO東京がシュートの数で圧倒し逆転勝利を狙うも、LB-BRBもゴール前でなんとか耐え忍び試合は延長戦へと持ち込まれた。前半を圧倒したLB-BRBと後半を巻き返したHBO東京、どちらもかなり疲弊した状態で延長戦へ。

 しかし、最後まで戦える気持ちを残していたのはLB-BRB。延長後半2分、36番からボールを受けた17番がゴールを決めこれが決勝点。激戦の末、LB-BRBが勝利を納めた。

 HBO東京の今季最後の公式戦は東京都1部リーグカップ戦準優勝で締めくくる形となった。

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