9月6日、東京都1部リーグHBO東京対Criacaoの対戦が行われた。現在リーグ2位につけ、関東大会出場に向けて少しでも勝ち点を稼ぎたいCriacaoと残留を確定させるためにも勝っておきたいHBO東京の試合は大雨の中行われた。HBO東京はGKに渡邊、DFは右から丸、掃部、佐藤、垣見、MFは右から細矢、向井、柳舘、高野、FWに山崎と畑中という布陣で臨んだ。 大雨が降りしきる天候の中、立ち上がりはどちらもボールが滑る状況にまずはお互いを探り合うような展開で試合は進められた。球際ではどちらも譲らない激しさを見せ、危険なエリアでは両者とも安全にプレーしていた。しかし、徐々にボールが滑るピッチコンディションを利用し、テンポよくボールを回し始めたのはCriacao。対するHBO東京は10枚でブロックを作り、取った瞬間に相手DFラインの背後をつき、FW畑中の瞬足を活かそうとする戦いを挑んだ。

 ボールを持たれる展開に耐えるHBO東京。そんな中最初のチャンスを迎えたのは前半30分。キーパーからのロングフィードに抜け出した畑中が切れ込んでロングシュートを放つもこれは惜しくも外れてしまう。

 そして40分にもMF山崎から細矢にパスが通り、ペナルティーボックス右外からシュートを放つもこれもゴールを割ることは出来ない。こうして前半は0-0で終了する。

 試合を優位に進めるCriacaoは早めに1点が欲しい所。対するHBO東京は無失点に抑えて一発カウンターを決めたい。後半開始5分、試合はCriacaoの思惑通りの結果となってしまう。右サイドでボールをうけた9番が、ファーサイドに鋭いクロスを上げる。そこで待っていた39番は冷静に胸トラップをし、右隅にゴールを決める。

 そして後半10分、Criacaoの11番の見事なシュートが決まり、0-2へ。

 対するHBO東京、後半20分に後半途中交代で入ってきた井田が相手DFのクリアのこぼれをシュート。これは惜しくも左に逸れてしまう。

 なんとしても点が欲しいHBO東京であるが、ボールを保持される展開に時間だけが立っていく。

 しかし後半40分ここからHBO東京の猛攻が始まる。MF井田からのクロスを高野がヘディングも、これはキーパーセーブにあいコーナーキックの判定。山崎のコーナーから左SB垣見がヘディングシュート。これもゴールを割ることは出来ない。

 後半45分、この日何度も裏への抜け出しを繰り返して来た畑中が佐藤からスルーパスを受けシュート。これは見事にゴールに吸い込まれる。

 なんとか1点目を決めるもここで試合終了のホイッスル。最後まで諦めない戦いを見せたHBO東京であったが、惜しくも及ばなかった。

次回、HBO東京は最終節にCervezaFC東京と対戦する。

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