高校サッカードットコムをご覧の皆様、こんにちは、モンテネグロリーグ(マドスト)でプレーしている戸波恵斗です。
 前回は日本でのサッカー歴についてでした。今回は、実際に海外でプレーするまでの過程を紹介させていただきます。

 私が海外でサッカーを続けることを決めて実際に海外へ行くまで約1年間掛かりました。大学を卒業してからもサッカーを続けたい気持ちがあり、いくつかのJFLに所属しているチームのトライアウトを受けましたが、合格することができずに、どうやってサッカーを続けていこうか迷っていたある日、知人の紹介でHBO東京という社会人チームを紹介してもらいました。時期としては12月末です。

 HBO東京は、東京都社会人2部リーグに所属しており、海外チャレンジプロジェクトという、海外でプロサッカー選手を目指す人に対して、練習環境や試合環境を支援してくれる社会人チームです。

 私の場合、海外でサッカーをするということには、あまり抵抗はなく、どちらかというと、次は海外に行くしかないという気持ちが強かったです。そのため話を伺ってから入団するまで、あまり時間は掛からず、すぐに目標を海外へと向けることができました。指導者には、Jリーグで活躍されていた方やJFLで活躍されていた方がおり、海外でサッカーの指導をされている外国人の方にも練習を観てもらうこともしばしばありました。平日は午前中に練習、日曜日は試合といったサイクルが確立されており、海外へ渡るまでの間に体を動かしコンディションを整えることができる環境を与えていただきました。

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