新型コロナウイルスの感染拡大により、プロ・アマチュア問わず、スポーツ界は活動停止に追い込まれ、高校年代のサッカー界ではすでに全国高校総体(インターハイ)の中止が決定。日本クラブユースサッカー選手権( U-18)、高円宮杯 JFA U-18 サッカーリーグも延期となり、選手たちにとってはアピールの場、プロ・大学などのスカウトにとっては視察の場が失われている。そんななか、サッカーメディア「REIBOLA」が、両者の架け橋になるべく4月29日に「REIBOLA EYE」をスタートさせた。

 同サービスでは、選手がクラブ、学校関係者に対してプレー動画を投稿(選抜歴、生年月日、身長、体重、ポジション、プレースタイルなどの登録が必要)。もし、クラブや大学関係者などに興味を持たれれば、学校にコンタクトがある仕組みだ。現在は、J1の6クラブ、海外クラブ、大学、高校など51チームが参画予定だという。

 「選手を獲得する側も視察する機会が失われました。REIBOLA EYE が選手をチェックする一つのツールになることでそこの問題も解決できると考えています。今回のこの状況によりサッカーを続けるチャンスを失う選手や、次のステップに進んで伸びるはずの選手が大学やプロに行けないなどの様々な問題があり、その問題は日本サッカー界にとって大きな損失です」と同メディアの編集長を務める元Jリーガーの石神直哉氏。

 新型コロナウイルスに起因する未曽有の状況が広がる中で、プロ入り、進学を目指す選手にとって「REIBOLA EYE」が救世主になるかもしれない。