2月27 日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、総理大臣官邸で第15回新型コロナウイルス対策本部を開催し、全国の小中学校、高校、特別支援学校(※幼稚園や保育所、学童保育は対象外)を3月2日から春休みまで臨時休校とするよう、要請することを表明した。法的拘束力はなく、休校するかは学校や地方自治体の判断となる。

 安倍晋三首相は「政府としては、何よりも、子どもたちの健康・安全を第一に考え、多くの子どもたちや教職員が、日常的に長時間集まることによる感染リスクにあらかじめ備える観点から、全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について来週3月2日から春休みまで臨時休業を行うよう要請する」と語るとともに、入試や卒業式などを終えていない学校でこれらを実施する場合には、感染防止のための措置を講じたり、必要最小限の人数に限って開催したりするなどの対応を呼びかけた。行政機関や民間企業に対しては「休みが取りやすくなる環境を整えて頂くとともに、子どもを持つ保護者の方々への配慮をお願いしたい」と協力を求めた。