クライマックスが迫る第93回全国高校サッカー選手権。準決勝第2試合では優勝候補が激突。4年ぶりに千葉の王座奪還を成し遂げ全国の舞台に帰ってきた流通経済大柏と、今夏総体4強の前橋育英。負けられない一戦を制したのは前橋育英だった。

 優勝候補同士の対戦となった両チームの対戦。スコアレスのまま、後半に突入。均衡を破ったのは、72分、縦パスに抜け出した流通経済大柏・DF小川諒也が相手を背負いながらの左足のループシュート。これが見事にゴールマウスに吸い込まれ先制に成功。

 しかし、ここでドラマが起きる。試合終了かと思われた90分。土壇場で主将の鈴木徳真のゴールで同点に追いつく。

 PKに突入したこの一戦を制したのは、90分に奇跡を起こした、前橋育英だった。惜しくもこの一戦を落とした流通経済大柏は7年ぶりの決勝進出を逃した。

 準決勝を制し、初の決勝進出を果たした前橋育英は12日の決勝で星稜と対戦する。

準決勝第2試合
流通経済大柏(千葉) 1-1 (PK:4-5)前橋育英(群馬) 

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