
開成キャプテンMF10原萄馬(2年)
大東大一に1-2で敗れたことで、開成の選手権は終わった。しかし、彼らの視線は、すでに次の戦いへと向けられている。
「多くの学校が新人戦に『新チーム』として挑むと思いますが、我々は新人戦が『引退試合』になる子も多いんです。長い子だと5年間、高校からの子は2年間。開成でサッカーを頑張ってよかったと、サッカーで表現できるように、彼らが納得できるような試合が出来ればいいなと思います」(菅監督)
「僕たちは次の新人戦で、多くの人たちが引退します。だから、この負けを教訓にしていくしかない。この経験を本当に次に繋げるしかないと思っています」(原キャプテン)
そして、先輩たちの背中を見て、その深い感謝と悔しさを胸に刻んだ1年生の小西は、開成サッカー部の“新しい歴史”を作ろうと、前を向いている。
「この負けの経験を糧にして、もう一回練習していきたい。2年生の先輩たちは新人戦で引退してしまうけれど、僕たち1年はその後も試合があります。そこまでに今からしっかり技術や組織力を上げていきたい。そして僕は高3のインターハイまでは絶対に出たい。今までいないとは思うんですが、選手権までもやりたい。そのためにも、今から勉強も頑張らないといけないと思っています」
彼らのサッカー人生の時計の針は、他校よりも少しだけ進むのが早いかもしれない。それでも勉強とサッカーを両立させたいという熱意が選手たちからは大いに伝わってきた。
選手権で味わった悔しさを糧に、彼らは新人戦という集大成へと向かっていく。
(文・写真=会田健司)
▽第105回全国高校サッカー選手権東京予選
第105回全国高校サッカー選手権東京予選









