今年、12月30日に駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で開幕する第93回高校サッカー選手権大会。今週末1日、2日には新たに6県で代表校が決まる!まずは東北4県!

【岩手】
 近年、互いにしのぎを削り合ってきた盛岡商遠野の一騎打ちとなる可能性が高い予想の中幕を開けた岩手県大会。25日に行われた準決勝を経てやはりこの2強が決勝の切符を掴んだ。第85回大会で岩手県勢初となる全国制覇を成し遂げた盛岡商は総体王者としてシードを得て今大会に臨むと準々決勝で全国出場の経験もある盛岡市立を6対1、続く準決勝でも専大北上を6対0と立て続けの圧勝で盤石の勝ち上がり。

 対する昨年度覇者遠野は準々決勝までの3試合で18得点と圧倒的な強さを見せると、花巻東を迎え撃った準決勝では3対2と接戦を制した。ここまで順当な勝ち上がりを見せてきた両者が激突する決勝は2日、盛岡南公園球技場で行われる。岩手県勢2度目の日本一へ、挑戦権を獲得するのはどちらのチームか。

【宮城】
 今季総体王者、通算31回の全国出場を誇る名門仙台育英を筆頭に昨年度覇者東北、今季プリンスリーグ東北で健闘した聖和学園が優勝争いの軸とされた宮城県大会。4強が出揃い迎える1日の準決勝、総体、新人戦に続く今季3冠を狙う仙台育英宮城県工が、3年ぶりの全国を目指す聖和学園に、準々決勝で東北を破る番狂わせを演じた仙台城南がそれぞれ挑む構図。両対戦の勝者が集う決勝は翌2日、ユアテックスタジアム仙台で予定され、いよいよ宮城県代表が決定する。

【山形】
 続いて山形では総体決勝で再延長までもつれ込む激闘を演じた日大山形山形中央の2校が共に4強入りを逃す波乱の中、米沢中央東海大山形新庄東羽黒の準決勝2カードが25日に行われ、東海大山形は昨年に続く連覇を狙った米沢中央を、新庄東は第89、90回大会と全国のピッチを連続で経験した羽黒をそれぞれPK戦の末に破り決勝進出を決めた。どちらが勝っても初の全国出場、フレッシュな対戦となる決勝戦は1日、NDソフトスタジアム山形で勝負が決す。

【福島】
 シード上位校がおおむね順当な勝ち上がりを見せた福島県大会。25日の準決勝を経て総体王者尚志と昨年度選手権王者富岡の決勝戦が決まった。攻撃的なサッカーを武器に今季のプリンスリーグ東北で2位という好成績を収めた尚志は準決勝で福島工を3対1で一蹴。対する富岡も第2シード学法石川を破る金星で準決勝に勝ち進んだ帝京安積を延長戦までもつれ込む激闘の末下し決勝の舞台へとたどり着いた。福島の頂点の座を射止めるのは総体に続く2冠達成を狙う尚志か、それとも連覇を目指す富岡か。両者が対峙する決勝は1日、西部サッカー場で行われる。

【高校サッカードットコム】
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