北千里の佐々木大助監督(写真＝会田健司)

　9月16日、第102回全国高校サッカー選手権大阪予選2次予選2回戦1日目がJグリーン堺で行われ、大阪商大高と対戦した北千里はPK戦を制し中央トーナメント進出を決めた。

　前半は大阪商大高に押し込まれた北千里だったが、相手の攻勢を無失点で凌ぐと、35分に右クロスからDF北村晴土がボレーでゴールネットを揺らす。その後、73分にFKから失点し同点に追いつかれたものの、1-1のまま突入したPK戦を4-2で制した。

　見事に2次予選を突破した北千里。チームを率いる佐々木大助監督は「商大高校さんの勢いとプレッシャーにうちがどれだけ勇気をもって自分たちのサッカーが出来るかというところで、相手の方が力があるので中々自分たちのプレーが出来なかったのは悔しいんですが、最後はこういう形で勝つことが出来ました」と内容には悔しさを滲ませながら試合を振り返った。

　さらに「"ボールを大事にしながらゴールを目指す"とやっているので、多少は出来たところもありましたが、やっぱり攻撃陣がゴールを決めないといけないので。あと一ヶ月あるのでそこのところは磨いていきたい」とある程度チャンスは作れたものの、決め切るところを攻撃陣に要求した指揮官。

　「次は阪南大高さんなので、胸を借りるつもりで頑張りたいと思います」。

　これで2次予選を突破した北千里は10月22日に中央トーナメント1回戦でプリンス関西1部の強豪・阪南大高に挑む。

　(文・写真＝会田健司)