青森山田を完封した遠野DF陣(写真=incensemoon)

 6月19日、令和5年度東北高校サッカー大会の決勝がJヴィレッジで行われ、青森山田(青森1)と遠野(岩手1)が対戦し、1-0で勝利した遠野が優勝を飾った。

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 準決勝で尚志を破り決勝に進出した遠野は8分にオウンゴールで先制すると、最後までこのリードを守り抜いた。東北新人大会決勝で敗れた青森山田に見事にリベンジした遠野の19年ぶり5度目の優勝で大会は幕を閉じた。

 ほとんどの選手が中体連出身の遠野にあって自らも飯豊中出身のキャプテンDF畠山哉人(3年)は「中体連出身者が多いから、チームとして勝ちにこだわるところで勝っているのかもしれない。この経験を活かして、インターハイでは更に暑いところで戦うと思うので、これからの練習の質を高めたい」と話した。

 そして、チームを率いる佐藤邦祥監督は「DF佐々木(湧太)を中心に良く守れた。DF菊地(晃太)の成長もあり青森山田との競り合いにも負けなかった」と守備陣の成長を喜び、「ボールは山田にもたれる時間が多くなってしまっていた。強度もこれまで体感したことのない強度だったので、判断が伴っていないところもあった。そこは今後の課題、成長していくべきところだと思っています」とチームのさらなる成長を誓った。

▽令和5年度東北高校サッカー大会
令和5年度東北高校サッカー大会