専大松戸の選手たちは笑顔を絶やさない(写真＝多田哲平)

　関東高校サッカー大会千葉予選の準決勝で習志野を3-1で下したのが、専大松戸だ。決勝進出を決めたのと同時に、2019年度以来2大会ぶりの関東大会への切符を手にした(2020年度は新型コロナウイルスの影響のため中止)。

【マッチレポート】習志野 vs 専大松戸

　習志野との試合後、専大松戸を率いる野村太祐監督は「僕らは攻撃のチームだから、のびのび創造性を出してやりたかった。後半は自分たちらしさを出せたんじゃないかなと」と振り返る。

　その指揮官の言葉どおり、後半は選手たちが躍動した。FW9塚越幹太(3年)は力強いドリブルで敵陣深くに何度も進入。前半に先制点を決めたFW11守輿生久志(3年)は、追加点を狙い積極的に相手DFの背後を鋭く突いた。

　またMF7志賀丈真(3年)は巧みなドリブルと高度なシュートセンスを見せて2得点・1アシスト。FW10南徹汰(3年)は機を見た抜け出しと確かなボールスキルでアクセントとなり、アンカーのMF6池田颯馬(3年)もミドルシュートで攻撃に厚みを加えた。

　そうした個性豊かなメンバーが踊るように繰り出す攻撃は、さながらサーカスである。

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