青森山田MF松木玖生（写真＝矢島公彦）

　1月10日、第100回全国高校サッカー選手権の決勝、大津(熊本)対青森山田（青森）の一戦が国立競技場で行われた。試合は前半の37分に青森山田が先制すると、その後もゴールを重ね4-0で大津を下し、3大会ぶり3度目の優勝を果たした。

　青森山田キャプテンのMF松木玖生は試合後、テレビのインタビューに応じ、優勝で終わることができ、今はどんな気持ちかを聞かれると「青森山田に入ってからの6年間はすごく濃かったが、いちばんいい1年になった」とコメント。

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　先日現役引退を発表し、決勝のゲスト解説を務めた元日本代表の大久保嘉人氏は松木に対し、「サッカーファンは松木選手を期待している」と話すと、「プレッシャーはあったと思うが、それをこの決勝の舞台でどう表現できたか」と質問。すると松木は「自分に関しては自由にやらせてもらっていた。得点という形でチームに貢献できたかなと思う」と答えた。

　続けて大久保氏は「プレッシャーの中でチームを鼓舞して得点も奪った。素晴らしいプレーだった」と称賛の言葉を贈った。

　さらにテレビ解説を務めた元日本代表の城彰二氏からは「一年生の時から見ていたが、今年はキャプテンとしてチームを鼓舞する、チームを引っ張っていく存在になった。すごく成長したと思う」という言葉をかけられると「自分だけじゃなく他の選手たちがつねにキャプテンの気持ちを持っていて、自分に対しても意見を言ってくれることがあった。自分もそれに聞く耳を持って行動に移せたところがチームの団結力につながったと思う」と話した。

　最後にコメントを求められると「これからも自分は違う道に進むが青森山田の後輩たちにはまた“3冠”を目指してほしいと思う」と後輩たちにエールを送った。