第98回大会決勝、青森山田 vs 静岡学園 (写真=森田将義)

 第100回全国高校サッカー選手権の決勝が1月10日に国立競技場で行われ、冬の高校日本一が決定する。決勝の舞台に立つのは大津(熊本)と青森山田(青森)。

 準決勝の高川学園戦に勝利し、4大会連続決勝進出を決めた青森山田だが、過去2大会では準優勝に終わっている。果たして今大会はどんな結果が待ち受けているのだろうか? 過去2大会を振り返ってみる。

■第98回大会
決勝 青森山田 2-3 静岡学園

【フォトギャラリーその1】静岡学園vs青森山田

 決勝は青森山田と静岡学園(静岡)の対戦となったこの大会。青森山田は前半の11分に藤原優大(SC相模原)のゴールで先制。さらに33分にも武田英寿(大宮アルディージャ)が2点目を追加しリードを広げるも、前半アディショナルタイムに静岡学園は中谷颯辰(早稲田大)が1点を返し反撃体制に入る。

【フォトギャラリーその2】静岡学園vs青森山田

 後半に入ると静岡学園は61分に加納大(中央大)がゴールを決めて同点に追いつく。さらに85分、またも中谷颯辰がゴールを奪い、ついに逆転。そのまま試合終了のホイッスルが吹かれ、静岡学園が2度目の優勝を果たした。

■第99回大会
決勝 山梨学院 2(PK4-2)2 青森山田

 下馬評では青森山田有利の声が大きかったこの大会。予想に反し先制したのは山梨学院高等学校(山梨)だった。前半の12分に広澤灯喜(ポルティモネンセ)がゴールを奪う。

 青森山田は後半に入り、57分に藤原優大(SC相模原)が同点ゴール挙げると、63分には安斎颯馬(早稲田大)がネットを揺らし逆転に成功する。

 しかし山梨学院は78分に野田武瑠(順天堂大)が同点ゴールを決めると、勝負はPK戦へと突入。PK戦では山梨学院のGK熊倉匠(立正大)が安斎颯馬をストップするなどの活躍を見せ、山梨学院が2度目の優勝を飾った。

▽第100回全国高校サッカー選手権
第100回全国高校サッカー選手権