全436校の頂点を決める第30回全日本高等学校女子サッカー選手権大会の決勝が1月9日にノエビアスタジアム神戸で行われた。

 大会史上初の3連覇を狙う藤枝順心(静岡)を撃破し、7大会ぶりの優勝に王手をかけた伝統校の日ノ本学園(兵庫)と令和3年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会(女子)覇者で16大会ぶりの優勝を目指す神村学園(鹿児島)の一戦は、どちらもチャンスを作りながら得点を奪うことができず、前半を0-0で折り返す。

 後半に入ると15分過ぎから両チームともゴールに向かう動きが激しくなると、後半20分、神村学園のMF稲田雛が左サイドを突破。左足を一閃するとボールはゴール右隅に突き刺さり、神村学園が先制する。

 反撃したい日ノ本学園は後半31分、ここまで3得点のMF篠田帆花がシュートを放つもののGKにキャッチされゴールにはいたらない。

 神村学園はさらに後半40分にもキャプテンのMF愛川陽菜が2点目のゴールを奪うと、後半アディショナルタイムにも三冨りりかが3点目のゴールを挙げダメを押す。すると直後に試合終了のホイッスルが吹かれ3-0で神村学園が勝利。16大会ぶり3度目の優勝を果たした神村学園は、インターハイと合わせ夏・冬の2冠を達成した。

▽第30回全日本高等学校女子サッカー選手権大会
第30回全日本高等学校女子サッカー選手権大会