桐生第一・田野豪一監督

 11月27日、高円宮杯 JFA U−18サッカープリンスリーグ2021関東の第17節、桐生第一(群馬)対帝京(東京)の一戦が行われた。強風の吹く中で行われた試合は、風上の帝京が序盤から主導権を握り前半終了間際に先制。サイドが変わった後半は、逆に桐生第一がペースを握り2点を奪い桐生第一が逆転。そのまま帝京の反撃を振り切り、2-1で桐生第一が勝利した。

 桐生第一の田野豪一監督はゲーム後、「選手権予選の決勝で前橋育英に敗れてから中3日ということで、スタッフとも話し合った中、フレッシュなメンバーを起用しようということになった」と話し、「前半は0-1とリードを許したが、その選手たちがしっかり頑張ってくれた。そこでメンバーを入れ替えながら勝つことができた。過密スケジュールの中、選手たちは本当に頑張ってくれた。チーム全体の勝利だと思う」と続けた。

 試合内容について聞くと「本当は前半を0-0で折り返せれば良かった。ただ我々の予想以上にスタメンの選手たちが頑張ってくれたのが大きかった。それこそ初スタメンの子たちが多かった中、しっかり戦ってくれた」と選手たちを称賛。

 プリンス関東16節から中2日で選手権群馬予選決勝、その後中3日でプリンス関東17節という試合間隔で選手のコンディションについては「モチベーションも含めて正直本当に難しかった。でも今日の勝利でもう前を向くでしょう」と語った。

 勝てば自力でプレミア参入戦への進出が決まる次節の東京ヴェルディユース戦に向けては「後ろにズラッと控えている中、勝てば決まるので。自分のチームを見るだけ。他のチームを見る必要なし。ヴェルディ戦頑張ります!」と意気込みを語った。

▽高円宮杯 JFA U−18サッカープリンスリーグ2021関東
高円宮杯 JFA U−18サッカープリンスリーグ2021関東