試合を見守る近大附山田稔監督

インターハイ大阪予選、粘り強い戦いぶりで準々決勝では金光大阪を破り久しぶりの4強に入った近大附。準決勝阪南大高戦後に山田稔監督にお話を伺った。

ーーまず今日の試合を振り返ってみていかがだったでしょうか?

 やっぱりファーストチャンスでポストに当ててしまったところ。決定力で差が出てしまったかなと思います。先取点が勝負を左右するという事と最後の5分10分というのは大事だとずって言ってきたので、2失点目が凄くもったいなかったかなと思います。その辺りが勝負所でしたね。1失点で我慢できていれば最後追い付いて、相手の足が止まってきたところで延長も含めて決めたかったんですけど、やっぱりアタッキングサードの精度の差が出たかなと思います。

ーー今大会を振り返ってもらってもいいですか?

 コロナで練習が1時間しかできなかったりとか、レギュラーしか練習ができないとか、試合がないクラブは部活動が出来なかったりとか、対外試合が出来なかったりと色々な形の制限があった中でこのインターハイ予選が始まったんですが、去年はインターハイが無かったのでインターハイに参加できるという事で目標や喜びがあってモチベーション高く練習も出来ました。うちのチームは能力が高い訳ではないので、粘り強く戦うことで久しぶりのベスト4まで来れて、延長延長でしんどい試合ばかりだったんですが、最後まで諦めないで戦えたことがよかったです。それが次に繋がってくれればと思います。

ーー今後のリーグ戦、選手権に向けて意気込みをお願いします

 ベスト4で終わったので、ある程度戦えると選手たちも自信が付いてきたかなと。選手権は記念大会ですし、リーグ戦はなかなか思うように進行出来てはいないんですけど、プリンスリーグ復帰に向けて頑張っていきたいと思っています。

(文・写真=会田健司)

▽令和3年度全国高校総体(インターハイ)大阪予選
令和3年度全国高校総体(インターハイ)大阪予選