DF南條斎(初芝橋本)

 第98回全国高校サッカー選手権和歌山予選が10月26日に開幕を迎え、31校が全国を目指してトーナメントを戦う。

 インターハイでベスト8入りを果たした初芝橋本の牙城は揺らがない。今年は阪中義博監督が就任して以来、一番の手応えを感じている年でFW大谷澪紅とFW名願央希の2トップを起点にチームの伝統である果敢にゴールを狙う攻撃が目を見張る。彼らを引き出すサイド攻撃も充実しており、右のDF南條斎、左のDF高谷和希にMF西淵啓斗が絡む攻撃は県でも群を抜いている。対抗は前年王者の和歌山北だ。司令塔MF細峪宗真のパスを合図にスピード豊かなMF中屋愛斗が左サイドを破るのが今年の強み。前線にはFW舩野息吹、後方にはDF清水陽斗が君臨し、選手の充実ぶりでは初芝橋本に唯一対抗できるチームだ。一方で今年は試合ごとの波が気になるため、どこまで安定した戦いを披露できるかがポイントになりそうだ。3強の一角である近大和歌山は準々決勝で初芝橋本とぶつかる厳しいブロックに入ったが、DF濵田拓見、MF金岡樹生ら主力の力は決して劣らない。夏以降、出場機会を掴むFW谷口金太郎、FW藤木皇成らルーキーのフレッシュな力をチーム力に還元できれば前評判を覆せるはずだ。その他では、DF百々昌良、FW江川公亮といった実力派を中心の和歌山南陵 も面白い存在だ。MF岩橋陽世、MF武山遼太郎の二枚看板を中心にボールを大事にするサッカーを見せる和歌山工、素材感の溢れるGK真鍋良太擁する近大新宮も上位入りの可能性はある。

(文・写真=森田将義)

▽第98回全国高校サッカー選手権和歌山予選
第98回全国高校サッカー選手権和歌山予選