MF森悠真(写真=河野正)

 偏差値70以上の俊才が通う埼玉県立浦和高校は、古くから文武両道を校訓に掲げる進学校だ。ラグビー部は2013、19年度など全国高校大会に3度出場。サッカー部は全国高校選手権で3度の優勝を数える。

 サッカー部のキャプテンで医学部進学を目指す森悠真(2年)に、勉強法と部活動での今シーズンの目標を尋ねた。

――キャプテンとしてチームをまとめる難しさを感じていますか?

 それはもう、当たり前のように痛感しています。例えば自分が指示を出して、聞いてくれる人もいれば、全然耳を傾けない人もいます。ベクトルがばらばらだと、チームとして成り立たないので、そのあたりをすり合わせるのに苦労します。

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