元浦和レッズの鈴木啓太氏

 浦和一筋16年。日本代表でも活躍し、2015年に惜しまれながらユニフォームを脱いだ鈴木啓太氏(東海大一※現・東海大翔洋→浦和レッズ)。現在は実業家に転身しAuB(オーブ)株式会社の代表取締役を務めている。そんな鈴木氏に、高校時代の事、そして、プロ入り後の秘話などを語ってもらった。

 

―サッカーをはじめたきっかけを教えてください
 幼い頃がキャプテン翼とマラドーナが全盛期の時だったんですよ(笑)あと、清水の土地柄というのもあります。サッカー熱が本当に熱くて野球ではなく、まずはサッカーをやるような環境だったんですよ。だから周りはほとんどサッカーをやっていましたね。そういった環境だったので、自然と僕も小学校からサッカーを始めました。

―高校生活はどうでしたか?
 高校は東海大一(現・東海大翔陽)に進みました。東海大一は先輩に澤登正朗さん(清水エスパルス)、森島寛晃さん(元セレッソ大阪)がいたりして、OBで日本代表が作れてしまうほど豪華な顔ぶれなんですよ。

 練習は朝練をやって、授業を受けて、また練習をやってという感じでした。僕は自転車で30分~40分かかる場所に住んでいたので、練習後に自主練習をすると、どうしても帰宅時間が遅くなってしまうので、2年生からは自主的に寮に入りました。寮に入ったことで本当にいろいろなことを学びましたね。洗濯だとか、食事だとか、色々なケア、共同生活など親に今までやってもらっていたことを自分でやることになり心境の変化がありましたね。

 

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