準優勝で終えた青森山田

　北海道・東北では青森山田(青森)が準優勝、仙台育英(宮城)は30大会ぶりとなる8強入りを果たした。その一方で、前回大会4強の尚志(福島)、前回大会で"秋商旋風"を巻き起こした秋田商(秋田)は初戦で姿を消した。

　激戦ブロックを見事に勝ち上がった青森山田だったが、優勝がかかった決勝では静岡学園(静岡)に2点差をひっくり返され、2-3で敗れ国見(長崎)以来の大会連覇を逃した。

　北海道を制した北海(北海)は序盤から優勢に立つも後半9分にセットプレーから失点。0-1で高川学園(山口)に敗れ初戦敗退となった。初出場初勝利を挙げた専大北上(岩手)は2回戦で國學院久我山(東京)と激突。後半11分に相手DF加納直樹がこの日2枚目となったイエローカードで退場となり、数的優位を得たが、1点が遠く。その後、スコアレスのまま突入したPK戦を5-6で落とし無念の2回戦敗退となった。仙台育英(宮城)は3回戦で優勝候補の一角、日大藤沢(神奈川)の攻めを封じ、スコアレスで突入したPK戦の末に退け準々決勝に駒を進めるも、その後帝京長岡(新潟)に敗れ30大会ぶりの8強で大会を去ることとなった。

無念の初戦敗退となった尚志

　鹿島アントラーズ加入内定のFW染野唯月が怪我のため不出場となった前回大会、今夏の全国総体共に4強の尚志はPK戦の末に徳島市立(徳島)に敗れ初戦で姿を消した。昨冬の全国8強の秋田商は後半10分、DF田近奈生が一発退場となるとその後2点を失い神戸弘陵(兵庫)に2-3で逆転負けを喫し無念の初戦敗退。山形中央はシュート1本に終わり、今治東中等教育学校(愛媛)に0-2で敗れ、山形県勢の初戦敗退は13大会連続となった。

▽北海道・東北
北海道予選：北海(11年ぶり10回目)・・・1回戦
青森県予選：青森山田(23年連続25回目)・・・準優勝
岩手県予選：専大北上(初出場)・・・2回戦
宮城県予選：仙台育英(3年連続34回目)・・・8強
秋田県予選：秋田商(5年連続45回目)・・・1回戦
山形県予選：山形中央(3年ぶり12回目)・・・2回戦
福島県予選：尚志(6年連続11回目)・・・2回戦