青森山田(青森)の優勝で幕を閉じた第97回全国高校サッカー選手権。北海道・東北地区から高校年代最高峰のリーグ、プレミアリーグEAST所属の青森山田と来季からのプレミアリーグ参入を決めている尚志(福島)、秋田商(秋田)が8強入りを果たした。東北勢3校の全国8強は18年ぶり。さらに青森山田と尚志が準々決勝に勝利し4強入りを果たし、こちらはなんと58年ぶりの快挙となった。

 平成最後の選手権を制したのは青森山田だった。選手権初戦では草津東(滋賀)相手に6ゴールを挙げ相手をシュート2本に抑える圧勝発進。次戦の大津(熊本)戦では3-0で勝利。準々決勝では先制点を許すも2年連続4強を狙った矢板中央(栃木)に逆転勝ちを収め準決勝に駒を進めると、来季からプレミアリーグで共に戦う尚志(福島)には苦しみながらもPK戦の末に勝利し2年ぶりの日本一に王手をかけた。迎えた決勝でも先制を許すも慌てることなく、MF檀崎竜孔の2発などにより3-1で逆転勝ちをおさめ平成最後の選手権王者の称号を手にした。準決勝で惜しくも青森山田に敗れ県勢初の決勝進出を逃した尚志はプレミアリーグWEST所属の東福岡と対峙した2回戦では序盤から試合を支配して、ゲームをコントロールし前回大会の初戦で0-3で敗れた相手にリベンジを達成。3回戦でも昨年度の全国王者で新潟内定MF秋山裕紀、松本内定FW榎本樹を擁するプリンスリーグ関東所属の前橋育英(群馬)相手に試合の主導権を握り2-1で勝利を収め、死のゾーンを見事に勝ち上がって見せた。

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▽第97回全国高校サッカー選手権
第97回全国高校サッカー選手権日程結果一覧