今年の夏も関東勢は強かった。2017年度全国選手権優勝の前橋育英(群馬)や同4強の矢板中央(栃木)が初戦敗退となるも、全国4強に優勝を果たした山梨学院高等学校(山梨)をはじめ、昌平(埼玉1)、桐光学園(神奈川2)の3校が食い込み、決勝は3年連続での関東勢対決となった。

 今年度も関東勢から夏の王者が誕生した。2回戦で優勝候補の市立船橋(千葉2)を撃破した山梨学院高等学校は勢いそのままに勝ち上がり、同じくプリンスリーグ関東で戦う桐光学園を決勝で延長戦の末に下し優勝を決めた。明秀日立(茨城)は3回戦(vs桐光学園試合レポート)で惜しくも同じ関東勢の桐光学園に敗れ8強入りを逃した。1回戦屈指の好カードに登場したプリンスリーグ関東で現在首位を走る矢板中央(栃木)は2014年、15年優勝校の東福岡(福岡)に1-2で敗れ初戦敗退。プリンスリーグ関東で戦う昨年のインターハイ得点王、エースFW榎本樹らを擁する前橋育英は初戦となった2回戦で大津(熊本)に完封負けを喫し無念の初戦敗退となった。

【次のページ】 昌平が2016年度以来の4強

▽平成30年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
平成30年度全国高校サッカーインターハイ(総体)日程結果一覧