写真:全国への切符を掴んだ松山工

 高校サッカードットコムでは全国津々浦々、強豪校の2015年シーズンを振り返る!今回は選手権で50年ぶりの1勝を挙げた松山工(愛媛)をピックアップ。

【 松山工(愛媛)・選手権50年ぶりの1勝 】

 「新人戦では中予地区予選で敗退するなど0からのスタートだった」と語った坂本哲也監督。

 そんなチームは11月7日に歓喜の時を迎えることとなる。選手権予選決勝では地区予選決勝新記録となる9得点を挙げての大勝で帝京第五を退けた。チーム総得点22。スーパーサブのMF大木秀仁(2年)とエースFW野川稀生(3年)が大会得点王となる活躍は勿論の事、どこからでも得点を取れる松山工の攻撃が選手権予選では目を引いた。

 そして挑んだ全国の舞台。駒澤大学高等学校に惜しくも敗れ、過去最高の全国8強にたどり着くことはできなかったが、初戦となった2回戦では丸岡をPK戦の末に下し、実に選手権では50年ぶりとなる勝利をもぎ取るとともに愛媛県勢としても3年間なかった「選手権1勝」を地元にもたらした。

▽2015年主なシーズン戦績
リーグ戦:プリンスリーグ四国7位
総体:愛媛県予選準決勝敗退
選手権:全国3回戦敗退

▽2015年ピックアップゲーム
2015年 第94回全国高校サッカー選手権愛媛予選 vs帝京第五(愛媛)
観戦記事:「松山工、大会決勝記録の9発圧勝で愛媛制覇!」

▽2015年ピックアッププレーヤー
【DF兵頭俊昭】
右SBからの堅実な守備と豊富な運動量で選手権愛媛予選MVPにも輝いた。

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松山工