全国高校サッカーインターハイはいよいよラウンド8の戦いへ。4強を懸けた準々決勝を展望する。

【市立船橋(千葉)vs 滝川第二(兵庫)】

 全国指折りの名門校が4強入りを懸けて激突する。

 波乱の初戦敗退から1年。2年ぶりの王座奪還を目指す市立船橋において、鍵を握るのは今大会好調を維持する攻撃陣。初戦の岡山学芸館(岡山)戦、2回戦の尚志(福島)戦と2試合連続で3ゴールを奪い、3回戦久御山(京都)戦では4ゴール。MF原輝綺、MF工藤友暉、FW高宇洋、MF椎橋慧也の4人がここまで2ゴールをマークし、チームは3戦合計10発を叩き出す。2大会ぶりの4強進出へ、迎える準々決勝でも彼らを起点とした多彩な攻撃で主導権を得ていきたいところだ。

 しかし、対する滝川第二には地元開催のアドバンテージが後押しする。今大会は連日のPK戦を制しての勝ち上がり。初戦となった2回戦の創造学園(長野)戦では0対1で迎えた試合終了間際、MF田中聖也のゴールで追いつく劇的な展開。続く3回戦帝京第三(山梨)ではサドンデスまでもつれたPK戦を8対7のスコアでモノにした。挑戦者としての位置づけで臨む準々決勝では、2戦連続で許している先制点に重きを置きたい。準優勝に輝いた10年度以来の4強入りへ、地の利を活かせるか。

▽市立船橋チームデータ
“戦力充実の名門・市立船橋(千葉)、2年ぶりの王座奪還に期待!

▽滝川第二チームデータ
地元開催に燃える滝川二(兵庫①)、目指すは総体初制覇!

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